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2020/06/30 フランスのフィヨン元首相(66)が妻に不正に給与を支払っていたとして公金横領などの罪に問われた架空雇用事件で、軽罪裁判所は29日、元首相に対し、検察の求刑通り禁錮5年(うち3年は執行猶予)と罰金37万5000ユーロ(約4500万円)の有罪判決を下した。ペネロプ夫人にも執行猶予付き禁錮3年と同額の罰金を言い渡した。夫妻の弁護士は「不当な判決だ」と主張し、控訴する意向を示した。
2020/06/30 イラン学生通信によると、イラン検察当局は29日、革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の殺害に関与したとして、米国のトランプ大統領を含む36人の逮捕状を取得したと明らかにした。殺人とテロ行為の疑いとした。「国家的英雄」と称された司令官殺害でイランの米国への敵対姿勢は強まっている。検察当局は国際刑事警察機構(ICPO)に対し「国際逮捕手配書」(赤手配書)発行を要請したとも明らかにしたが、ICPOが要請を受け入れるとは考えにくく、実効性はないとみられる。米軍は今年1月3日、イラクで、ソレイマニ司令官を無人機による攻撃で殺害した。
2020/06/30 新型コロナウイルスの感染による世界の累計死者数は28日(日本時間29日)、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で50万人を突破した。米国や中南米などでの被害が深刻で、国別の死者数は、米国が約12万6000人で最も多く、次いでブラジルの約5万8000人となっている。世界の死者数は4月上旬に10万人を超えた。4月下旬に20万人に達し、以降も増加ペースは衰えていない。世界の累計感染者数は約1011万人に上り、約254万人の米国が最多で、ブラジル約134万人、ロシア約63万人などと続く。米国では、経済活動の再開に伴い感染拡大が加速する地域が相次ぎ、南部テキサス州などは規制の再強化を余儀なくされた。米政府の新型ウイルス対策チームを率いるペンス副大統領は28日、テキサス州を訪れ、グレッグ・アボット州知事らと対策を協議した。
2020/06/29 フランスで新型コロナウイルスの流行により3月から延期された統一市区町村議会選(比例代表2回投票制)の第2回投票が28日、即日開票され、気候変動問題への関心の高まりで追い風のヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV)が躍進した。マクロン大統領の国政与党、共和国前進(REM)は各地で敗北。パリ市長は左派の現職女性が再選を決めた。地元メディアが報じた。 市区町村長は議員の互選で選出される。EELVは南東部グルノーブルの市長の座を維持した上、南部リヨン、東部ストラスブール、南西部ボルドー、中部トゥールなどの都市で次々と勝利した。
2020/06/29 ポンペオ米国務長官は27日、ツイッターで、中国による軍事拠点化で緊張が続く南シナ海情勢を巡り懸念を表明した東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の対応を歓迎し、対決姿勢を強める中国をけん制した。ポンペオ氏は「国連海洋法条約など国際法に沿った解決を目指すASEAN首脳の主張を歓迎する」と表明。「中国は南シナ海を『海の帝国』のように扱うことはできない」と強調し、近く米国も南シナ海問題について声明などを発表する方針を明かした。 ASEANは26日、オンライン形式で首脳会議を開催。中国と関係が良好なフィリピンやインドネシアも懸念を表明した。
2020/06/29 イタリア政府は27日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から8人増え3万4716人になったと発表した。1日での新たな死者が10人未満となったのは3月2日以降で初めて。同国では1日で最大約千人が死亡し、一時、死者数が世界最多となっていた。累計感染者は前日から175人増の24万136人となった。1日あたりの新たな感染者はピーク時には約6600人だった。
2020/06/28 教科書とは「学校の教材用に編集された図書」(岩波国語辞典)のことだ。自著の書名に「教科書」と冠することには相当の自信がいるだろう。自負心が感じられる。それもそのはず、佐渡市旧相川町出身の宇留閒氏は佐渡高校を経て一橋大社会学部を卒業後、毎日新聞入社、その後、朝日新聞社に移りアエラ創刊とともに同誌へ移って編集長。その後、朝日新聞出版社長。日刊スポーツ新聞社役員。ジェイ・キャスト入社、同ニュース編集長、編集長、ニュース事業本部長。編集の実に広範な分野を経験した華々しい経歴である。大手新聞社の編集現場を渡り歩いてきたのだから「教科書」を執筆するには十分すぎるほどだ。ところが、本の表紙や帯には「朝日新聞社で最も軽いと言われた男がつくった編集記者ハンドブック」とある。「なぜか先輩は教えてくれない基本ノウハウを学ぶ」ともある。内容は、第1章編集の核心「タイトル」、第⒉章取材と書くこと、第3章編集と企画、第4章編集の発展、第5章編集者の世界観―で、各章ともわかりやすい文章で簡潔にまとめている。非の打ち所はない。説得力がある。ベテラン編集者であった人にしか書けない重い内容なのである。編集者やライターになりたいと思っている人に読んでほしいという。編集やライターの仕事は世界に一つしかないクリエイテイブな仕事であり、どなたでも思い切り挑戦してみてほしい。本書の中に詳しく述べられているが、編集作業の中にも機械化の波が大きな役割を果たしていることは事実だ。現代は人工頭脳(AI)の時代である。編集作業の一部分をAIが肩代わりすることはあろうが、全面的にAIが凌駕してしまうことはないと著者は考えている。これも同感だ。 編集者個人、ライター個人にとって世界観を持つことの重要性が最終章で力説されている。世界観はライターの集団であるメデイア組織にも存在している。こんな説明がある。よく日本の新聞では「朝日新聞」と「産経新聞」を読めばいい。あとは、その中間なのだから、この2つの新聞の間にある考えなのだからーという声を聞く。新聞の政治的スタンスのことだ。「朝日新聞」が安倍政権に批判的、「産経新聞」は安倍政権に近い考えで新聞記事を創っているという意味である。朝日新聞綱領には、不偏不党の原論の自由、正義人道の道に基づいた国民の幸福に献身、真実を公正敏速に報道、寛容の心を忘れず、品位と責任を重んじ、清心にして重厚―がうたわれている。日本の代表的新聞である朝日新聞の中核にいたライターとして著者は、自己の世界観として、新聞ライターの役割を、権力のチェック、リベラルの重視、それに国際平和主義―を挙げている。世界観が、世界に対する価値観、生きていく上での価値観いわゆる人生観とは表裏一体のようなものであれば、それはその人の原体験によって形成されよう。世界で1つのものを創ることに喜びを感じる人や、そうした作業が好きな人、創造的であることに喜びを感じる人は、ぜひ、編集者の世界に挑戦してほしいーと呼びかけている。ここら辺の筆致はベテラン編集者らしい。編集という作業は、とても人間的な行為だ。本当にそうだ、と思う。                                 
2020/06/28 同通信が現在約1600人いる正職員を2028年度までに1300人台にする方針であることがわかった。水谷亨社長が職員向けのポータルサイトにメッセージを掲載し、表明した。300人規模で減らすことになるが、300人は全正職員のおよそ18%。昨年は毎日新聞が200人規模、産経新聞が180人規模の早期退職を募っており、新聞不況は加速している。新聞社への記事配信が主な収入源である共同通信にも影響が出ており、共同通信は採用の抑制で人員を減らしていく考えだ。プレジデント編集部は人員削減、社費の減額、研修・交流センターの売却などに関し、共同通信に質問状を送ったが、「われわれからは何もいうことはありません」と回答された。 さて、前出とは別の、ある産経のデスクは共同通信の編集方針についても苦言を呈す。「共同通信の質の悪い原稿がきても、ルール上こちらが手を加えにくい。それなのに、変に『色』のついた原稿も多い。色はいらないから純粋に通信社としての業務に特化すべき。インフラ屋が毒水を流さないでほしい。とにかく5W1Hの原稿を」
2020/06/28 エジプト政府は27日、新型コロナウイルス感染防止のために続けてきた都市の一部封鎖を解除し、3月に閉鎖した飲食店やモスク(イスラム教礼拝所)を再開、夜間外出禁止令も停止した。感染拡大の勢いを抑えてから経済の再開に踏み切った欧州やアジア各国と異なり、感染者数が伸びる中での措置。市民からは強引な解除だとの反発もある。約1億人の人口を抱えるエジプト政府は、貧困層や生活習慣を変えない保守層に配慮して一部の封鎖にとどめ、人混みにも目をつぶってきた。新規感染者数は伸び続け26日には1日約1600人、累計の感染者数は6万2千人を超えた。
2020/06/27 ASEAN首脳会議が26日、オンライン形式で開かれた。議長国ベトナムは、新型コロナウイルス対策に各国が苦心する中でも南シナ海進出の動きを止めない中国を念頭に「無責任な行動が地域の安定に影響を与えている」と指摘。中国と比較的関係が良好なフィリピンやインドネシアも懸念を表明した。中国は感染が世界的に拡大してからも南シナ海で強引な行動が目立ち、4月には中国公船がベトナム漁船を沈没させた。ベトナムのグエン・スアン・フック首相は開会式で、中国の名指しは避けながら「世界が感染拡大と闘っている一方で、国際法違反が起きている」と批判した。
2020/06/26 新型コロナウイルスの影響により閉鎖されていたフランス・パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)が25日、3か月ぶりに営業を再開した。今月いっぱいは来客者同士の距離を確保するためにエレベーターの使用が禁止され、入場の際には階段を使わなければならない。3か月にわたる閉鎖は第2次世界大戦(World War II)以降で最長。夏の観光シーズンに間に合った形だが、エッフェル塔のホームページによるとしばらくは入場者の数は制限され、11歳以上は全員マスクの着用が義務付けられる。 また、エレベーターが小さいという理由から最上階への入場禁止は夏の終わりごろまで続く予定だという。
2020/06/24 英国のシャーマ民間企業相は24日、公衆衛生の基準が引き続き満たされれば、7月中にプールやジムの営業再開を認める可能性があると表明した。 患者1人から何人に感染するかを示す再生産数が1未満を維持することなどが条件になるという。同相はスカイ・ニュースに「7月中に娯楽施設の営業再開を許可できると期待している。ただし、政府が導入した公衆衛生の5つの基準を引き続き満たすことが条件だ」と述べた。英国のジョンソン首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策を緩和し、7月4日からレストラン、パブなどの営業再開を認めると発表したが、プールやジムなどの娯楽施設は対象外としていた。
2020/06/24 米民主党のオバマ前大統領(58)は23日、大統領選の党候補指名を確定させたバイデン前副大統領(77)のオンライン選挙資金集め会合に参加した。国民的人気の高いオバマ氏が選挙戦に本格参戦するキックオフイベントで、バイデン氏にとって強力な後押しとなる。共和党の現職トランプ大統領(74)が新型コロナウイルスや人種差別問題への対応で苦戦し支持率を落とす中、バイデン氏はオバマ氏の支援を受けて支持拡大を狙う。バイデン氏と並んで画面に登場したオバマ氏は「この国を癒やし軌道に戻すためバイデン氏より信頼できる人はいない」と語り、草の根献金を募った。
2020/06/24 英国の名門イートン校(Eton College)の校長は23日、1960年代に同校で人種差別を受けた黒人の卒業生を招き、直接謝罪すると発表した。首都ロンドン西郊ウィンザー(Windsor)にあるこのエリート私立男子校で差別を受けたのは、同校を1969年に卒業したナイジェリア人作家のディリベ・オンエアマ(Dillibe Onyeama)氏。オンエアマ氏は、在校時に直面した差別について本を出版した後、母校への訪問を禁じられていた。サイモン・ヘンダーソン(Simon Henderson)校長は、「オンエアマ氏を招待してお会いし、本校を代表して直接謝罪するとともに、イートンは同氏をいつでも歓迎するという姿勢を明確に伝えたい」と述べた。米国で黒人男性が警察に拘束された際に死亡した事件を受け、英国各地でも反人種差別の抗議デモが行われている。
2020/06/23 トランプ米大統領がオクラホマ州タルサで20日開催した選挙集会に予想していたほど支持者が集まらなかったのは、ティーンエージャーらが行くつもりがないにもかかわらず、参加登録をしていたことが一因かもしれない。反トランプ派は過去数日にわたり、短編動画アプリ「TikTok(ティックトック)」やインスタグラム、ツイッターなどのソーシャルメディアで集会への偽の申し込みを呼び掛ける活動を展開。偽名や使い捨てのメールアカウントを使うこともあったという。このメッセージが、Kポップファンを中心とするに10代の若者の間で拡散した。
2020/06/22 トランプ米大統領は20日、南部オクラホマ州タルサで開いた集会で、新型コロナウイルスの検査はより多くの感染者の確認につながる「もろ刃の剣」だと述べ、実施件数を削減するよう指示していたことを明らかにした。米国はこれまでに2500万人に検査を実施しているとし、他のいずれの国よりも多いと指摘。「このような規模で検査をしていると、確認される感染者はさらに増える。そのため検査ペースを減速させるよう指示した」と語った。
2020/06/22 聯合ニュースによると、韓国政府は国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に対し「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県、23資産)の世界遺産登録の取り消しを求める文化体育観光相名義の書簡を6月中に発送すると決めた。文化体育観光相らから説明を受けた国会議員が21日、聯合ニュースに明らかにした。15日に始まった明治日本の産業革命遺産を紹介する産業遺産情報センター(東京都新宿区)の展示で、朝鮮半島出身者が日本統治時代に強制徴用された事実を伝える約束を守らなかったためとしている。
2020/06/22 中南米とカリブ海(Caribbean Sea)地域で確認された新型コロナウイルス感染者数が、20日に200万人を超えた。各国政府などの公式統計をまとめたAFPの集計で明らかになった。 同地域では感染拡大が加速しており、感染者数は計200万7621人に上った。中南米最大のブラジルではその半数以上の106万7579人の感染を確認。死者数は4万9976人で、世界全体でも米国に次いで2番目に多い。
2020/06/21 新型コロナウイルスの感染者が、北南米を中心に急増している。南米ブラジルでは19日、累計の感染者数が100万人を超え、米国でも一部地域で増加ペースが上がっている。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は同日の会見で「世界は新たな、危険な局面に入っている」と、警戒を呼びかけた。ブラジル保健省の発表によると、19日夕までに確認された累計感染者数は103万2913人。前日から、5万4771人と急増した。死者は1206人増え、4万8954人となった。米ジョンズ・ホプキンス大によると、感染者が100万人を超えたのは米国に続いて2カ国目。ブラジルは、5月末の週には1日あたりの平均感染者数は2万人を下回っており、6月に入ってからは2万6千人ほどで推移していた。しかし、医療態勢の貧弱な北部や内陸部で感染拡大の勢いが増し、この1週間の1日あたり平均感染者数は3万人近くまで増えた。6月から、サンパウロなどで商業活動の一部が再開されたことも、感染の増加に影響している可能性がある。
2020/06/20 英オックスフォード大学オリオルカレッジは17日、同校の建物外壁に設置されている19世紀の大英帝国の政治家、セシル・ローズ(1853~1902年)の像の撤去を決めた。ローズはアフリカで英国の植民地拡大を推進した植民地主義者・帝国主義者として知られており、像設置を問題視する声が以前からあったが、米国の黒人男性暴行死事件への抗議活動が活発化される中、撤去を求める声が再び強まっていた。現在の南アフリカに渡ったローズはダイヤモンドの採掘によって巨万の富を築き、英ケープ植民地政府の首相などを務めた。また、アジアにおける英国の植民地経営を担った東インド会社を模した「南アフリカ会社」を設立。現在のザンビアとジンバブエに当たる地域を支配下に収め、自身の名前を冠した「ローデシア」と名付けるなど、典型的な帝国主義政治家として知られてきた。一方で、ローズはオックスフォード大に対し多額の寄付を行い、ローズの遺産を元に始まった留学生向けの奨学金で同大大学院で学んだ「ローズ奨学生」は、クリントン元米大統領など各国で各界のリーダーを多数輩出している。2015年に南アのケープタウン大学で、学生らの抗議の声を受けて構内に立つローズ像が撤去されたことなどを受け、オックスフォード大でも撤去を求める声が出ていた。黒人男性暴行死事件をきっかけに米国で「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ)」をスローガンとする差別撤廃運動が広がる中、英国では運動に共感するデモが相次ぎ、6月7日には英南西部ブリストルでデモ参加者により、17世紀の奴隷商人の像が引きずり下ろされて、湾内に投げ入れられる出来事が発生。ロンドンの英議会前に立つ第二次大戦時の首相チャーチルの像の台座には「人種差別主義者」との落書きがされ、像を守るために一時、防護壁で囲まれる事態となった。【ロンドン服部正法】 もっと見る

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岩田 雅プロフィール

近影

佐渡市(旧金井町)出身
1946年生まれ
(東京都世田谷区在住)
元通信社論説委員
2010年日本ペンクラブ会員

国際評論集

  • 第1弾「鬼太鼓の鬼 世界をゆく」(2010年)
  • 第2弾「鬼太鼓の鬼 アジアをゆく」
  • 第3弾「鬼太鼓の鬼 世界をゆく―女王のいる共和国」
    (2011年)
  • 第4弾「時代を歩く―評伝。
    本間雅晴のころ」
    (2012年)
  • 第5弾「時代と生きる-
    みやこの西北・早稲田の杜」
    (2013年)
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