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2019/11/30 「戦後政治の総決算」を掲げて戦後第5位の長期政権を担った元首相の中曽根康弘(なかそね・やすひろ)氏が29日午前7時22分、老衰のため東京都内の病院で死去した。101歳。群馬県高崎市出身。自宅は東京都豊島区高田2の18の6の301。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は長男で参院議員の弘文ひろふみ氏。首相在任約5年、1806日間は安倍晋三首相、佐藤栄作、吉田茂、小泉純一郎の各元首相に次ぐ。自主憲法制定が持論で、議員引退後もライフワークとして取り組んだ。首相在任中は国鉄(現JR各社)の分割・民営化など行財政改革を推進した。東京帝国大卒。内務省入り後に海軍主計将校となり、終戦を迎える。1947年、衆院旧群馬3区で当時の民主党から初当選し、当選20回。科学技術庁長官、運輸相、防衛庁長官、通産相、自民党幹事長、行政管理庁長官を歴任。82年11月、第71代首相に就任した。首相として戦後初めて靖国神社を公式参拝し、中国の反発を招いた。防衛費の国民総生産(GNP)比1%枠撤廃など国政上のタブーにも挑んだ。外交では、首相就任直後に首相として初の韓国公式訪問を電撃的に実現し、関係改善を推進した。対米関係ではレーガン大統領との間で「ロン・ヤス」の信頼関係を築いた一方、日米同盟に関する「運命共同体」「不沈空母」発言が物議を醸した。85年のプラザ合意ではドル高を是正、円高を事実上容認した。  86年の衆参同日選で自民党を衆院300議席の圧勝に導き、党総裁任期を1年延長し続投。売上税導入を目指したが、公約違反との批判を浴び断念した。97年に大勲位菊花大綬章を受章。ロッキード事件、リクルート事件を巡り国会で証人喚問を受けるなど疑惑も指摘された。  2003年の小泉首相の勧告を契機に引退した。趣味は俳句。首相退任直後や議員引退時に「暮れてなほ 命の限り 蟬せみしぐれ」と詠んだ。  11年10月には、県から名誉県民の称号が贈られた。  安倍首相は29日「戦後史の大きな転換点でかじ取り役を果たした。深い悲しみを禁じ得ません。国民と共に心から哀悼の意を表します」とする談話を発表した。 news
2019/11/30 安倍、佐藤、吉田、小泉各内閣に次ぐ戦後第5位の長期政権を担い「戦後政治の総決算」を掲げて国鉄(現JR各社)の分割・民営化を実現した元首相の中曽根康弘(なかそね・やすひろ)氏が死去したことが29日、分かった。101歳。群馬県出身。関係者によると、29日午前7時すぎ、東京都内の病院で亡くなった。東京帝国大(現東大)法学部卒。内務省入り後に海軍主計将校となり、終戦を迎える。1947年に衆院旧群馬3区で初当選し、当選20回。82年11月、第71代首相に就任した。戦後第5位の長期政権だった。自主憲法制定を唱え、2003年の議員引退後も憲法改正を主張した。 news
2019/11/30 トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は、同国のシリア侵攻を批判したフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領について、「脳死」に陥っていると非難した。「脳死」という表現は、マクロン大統領が最近、北大西洋条約機構(NATO)を評して用いた言葉。英国では来週、NATOの創設70年を記念する首脳会議が開かれる。マクロン大統領と共に同会議に出席する予定のエルドアン大統領は、テレビ演説で痛烈なマクロン氏批判を展開。「私はフランスのエマニュエル・マクロン大統領に向けて話しており、これはNATOでも言うつもりだ。まずは自分の脳死を調べてもらうように。こういった発言は、あなたのように脳死状態に陥っている人々のみにふさわしい」と述べた。 news
2019/11/29 韓国軍合同参謀本部は28日、北朝鮮が同日午後5時(日本時間同)ごろ、東部の咸鏡南道連浦付近から日本海に向けて飛翔体2発を発射したと発表した。河野太郎防衛相は、飛翔体は弾道ミサイルで高さは約100キロ、飛行距離は約380キロだったと明らかにした。飛翔体発射は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)維持の発表後、初めて。落下したのは日本の排他的経済水域(EEZ)の外とみられる。日本政府は28日、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。北朝鮮は5月以降、短距離弾道ミサイルなどを相次いで発射しており、今回で13回目。 news
2019/11/28 ドイツのメルケル首相は27日、米軍が主導する北大西洋条約機構(NATO)の支援がなければ、欧州の防衛力は弱過ぎて単独で域内を守ることはできないとして、NATOを強く擁護した。  ドイツ連邦議会で行われたメルケル首相の演説は、明らかにフランスのマクロン大統領を意識した内容だった。マクロン大統領はNATOの将来性を疑問視しており、NATOは「脳死状態」に陥っていると言明している。 news
2019/11/28 自民党の石破茂元幹事長は27日夜、石破派(水月会)の鴨下一郎元環境相が安倍晋三首相の党総裁連続4選を条件付きで支持したことについて「真意は鴨下氏に聞かないと分からない。論評することではない」と述べた。都内で記者団に語った。その上で、「言いたいことを言うのが石破派の特色。『なんだ、けしからん』といえばは石破派は石破派でなくなる」と述べ、静観する考えを強調した。鴨下氏は22日付の毎日新聞の電子版で首相とトランプ米大統領との信頼関係に触れ「(2020年11月の米大統領選で)トランプ氏が再選されるのであれば、首相は続投し4選を目指すべきだ」との考えを示した。 news
2019/11/27 ローマ教皇(法王)フランシスコは26日、日本訪問を終えて羽田空港を出発、ローマの空港に到着した。「私は日本のすべての皆様に深く感謝申し上げます」と日本語でツイートした。 教皇は「私の訪日に際し、皆様が私を真心を込めてあたたかくお迎えくださった」として謝意を表明。「お祈りの内に皆様のことを心に留めております」と述べた。 教皇は23~26日の日程で日本を訪問。24日には被爆地の長崎、広島を訪れ、核兵器廃絶に向けた力強いメッセージを発信した。 news
2019/11/26 ロシアの故エリツィン元大統領の側近だったユマシェフ元大統領府長官が25日までに、エリツィン氏が後継者に選んだプーチン大統領は現在の任期が切れる2024年に必ず退陣すると予測した。プーチン大統領誕生に密接に関わり、現在も大統領顧問を務めるユマシェフ氏が公の場で発言するのは異例。20年近くロシアに君臨するプーチン氏に退陣を促したともみられ波紋を広げそうだ。 ユマシェフ氏は22日にエリツィン氏の故郷、中部エカテリンブルクで著名なジャーナリストと対談、その様子がインターネットで公開された。 news
2019/11/25 日本を訪問しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、82)は24日、被爆地の長崎市を訪れた。爆心地公園で行ったスピーチで教皇は、核兵器の使用と拡大する武器取引を激しく批判し、1945年8月の原爆で「言葉にできない恐怖」を受けた人たちに思いを寄せた。教皇はさらに、核兵器は安全保障や平和と安定を希求する上で「解決策にはならない」と述べ、「むしろ核兵器はいつもその望みの実現を妨げているように思われる」と語った。
2019/11/25 任期満了に伴う高知県知事選は24日投開票され、元総務省総括審議官浜田省司氏(56)=自民、公明推薦=が、共産党県委員松本顕治氏(35)=共産、社民推薦=を破り、初当選した。立憲民主、国民民主両党は県連として松本氏を推薦し、ともに無所属新人の与野党候補の一騎打ちだった。 8、9月の埼玉、岩手両県知事選で推薦候補が敗北した与党は3連敗を免れた。野党側は首相主催の「桜を見る会」問題で勢いづき、立民の枝野幸男代表ら党首級が相次いで応援入りした。 3期12年務め、国政転出を目指す現職尾崎正直氏が浜田氏を後継指名。選挙戦は尾崎県政を継続するかどうかが主な争点だった。
2019/11/23 トランプ米大統領は22日、米中貿易協議に関し、首脳間合意が「間近にあるかもしれない」と米FOXニュースで述べた。米国にとって有利な内容が必要だとの認識を改めて示し、中国に譲歩を迫った。 トランプ氏は「中国は私よりずっと合意したがっている。私は切望していない」と説明した。巨額の対中貿易赤字を抱えていることなどを念頭に「(中国と)対等な取引であってはならない」とも指摘した。 米政権は10月に中国と部分合意に達したと発表。両首脳による合意文書の署名に向けて詰めの作業を進めているが、米農産品の購入拡大や制裁関税の扱いを巡る隔たりは大きい。
2019/11/23 日本政府は、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効を回避する韓国政府の対応を「戦略的判断だ」と評価した。北朝鮮の弾道ミサイル発射へ迅速に対処するため、日米韓連携を重視しており、米国と歩調を合わせて韓国側に翻意を促してきたためだ。韓国側が見直しを求める対韓輸出規制問題については、貿易管理の協議を始めることで柔軟姿勢を示した格好だ。 茂木敏充外相は22日、名古屋市で記者団に「地域の安全保障環境を踏まえて韓国政府として戦略的な判断をしたと受け止めている」と述べた。
2019/11/23 韓国の康京和(カンギョンファ)外相は22日、名古屋市で開幕した主要20か国・地域(G20)外相会合に出席するため、日本に到着した。23日に茂木外相と会談し、日韓間の最大の懸案となっている韓国人元徴用工問題などを巡り議論する見通しだ。 康氏は22日、当面維持することが決まった日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「我々は(GSOMIAを)いつでも終了させられるという権利を留保している」と述べた。日本側が対韓輸出管理厳格化措置を撤回しなければ、GSOMIAの破棄を辞さない考えを示唆したものだ。来日に先立ち、ソウル近郊で記者団に語った。
2019/11/22 ドイツの首都ベルリンの警察当局は20日、故リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー(Richard von Weizsaecker)元大統領の息子で医師のフリッツ・フォン・ワイツゼッカー(Fritz von Weizsaecker)さん(59)が、刃物を持った男(57)に刺されて死亡したと明らかにした。
2019/11/21 イスラエル軍は20日、シリア国内のイラン関連施設を標的に空爆を行ったと発表した。在英の民間団体「シリア人権監視団」によると、20日未明に首都ダマスカス周辺が空爆され、イスラエルと敵対するイランの精鋭「コッズ部隊」の兵士ら少なくとも11人が死亡した。また、シリア国営通信は20日、イスラエル軍の空爆で、市民2人が死亡したと報じた。 イスラエル軍は空爆について、シリアからイスラエルに向けた19日のロケット弾攻撃への報復だとしている。米国のトランプ政権がシリアからの米軍撤退を決めてから、イスラエルはシリアのアサド政権に軍事支援を続けるイランの勢力拡大を警戒しており、空爆を強化している。
2019/11/20 安倍晋三首相は20日、2012年12月の第2次内閣発足からの連続在任日数が2248日となり、吉田茂の第2~5次内閣と並ぶ歴代2位になった。連続在任日数の最長は、安倍氏の大叔父である佐藤栄作の2798日。 菅義偉官房長官は記者会見で「あっという間に迎えたというのが正直な気持ち。今後とも国民の声に耳を傾けながら、真摯(しんし)に一つ一つ課題に取り組んでいきたい」と話した。しかしこの間には安全保障法制など世論が割れる法律の成立もあり、連立を組む公明党の石田祝稔政調会長は同日、「非常につらい決断をしなきゃいけないことも正直あった」と振り返った。 野党は長期政権に厳しい評価で、共産党の穀田恵二国対委員長は「数だけで押し切ってくるウソと強権の政治はほころびが出ている。野党は安倍政権打倒に向けて力を合わせていく時期が来ている」と話した。安倍氏は第1次内閣と合わせた通算の首相在任日数も、今月22日に2616日となれば、吉田茂と並ぶ歴代4位になる。通算の最長は桂太郎の2886日。2位は佐藤栄作、3位は伊藤博文。安倍氏が政権を維持し続けると、11月20日に歴代最長になる。
2019/11/19 長門市長選は17日、投開票され、新人で前市議の江原達也氏(56)が3選を目指した現職の大西倉雄氏(69)=自民、公明推薦=を破り初当選を果たした。投票率は62・57%で、選挙戦となった前々回を5・24ポイント上回った。いずれも無所属の大西氏と江原氏による保守同士の一騎打ちとなった。人口減少による地域活力の低下に直面する中、まちづくりの手法を巡り論戦を展開した。
2019/11/18 野党は18日、首相主催の「桜を見る会」前日に開かれた夕食会の明細書を「ない」とした安倍晋三首相の説明に反発を強めた。夕食会を巡る首相側の関与の度合いが焦点になってきた。立憲民主党の安住淳国対委員長は自民党の森山裕国対委員長と会談し、衆参両院予算委員会で首相が出席する集中審議を行うよう要求。森山氏は拒否した。両氏は20日に衆院内閣委員会を開き、菅義偉官房長官が出席して桜を見る会の質疑を行う日程では合意した。安住氏は、安倍事務所の会計責任者と、夕食会場となったホテルニューオータニの担当者を参考人招致するよう求めたが、森山氏は前例がないとして拒んだ。
2019/11/18 安倍政権が目指す憲法9条改正を阻止しようと、自治体の現職の首長や首長経験者が「全国首長九条の会」を結成し17日、東京都内で集会を開いた。「憲法と地方自治を踏みにじる行為に反対する。住民と力を合わせて運動を進める」とのアピールを採択した。共同代表に松下玲子・東京都武蔵野市長や武村正義・元滋賀県知事、稲嶺進・前沖縄県名護市長ら8人を選んだ。当面の活動方針として、9条改憲反対の署名運動強化や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設阻止、自衛隊員募集の自治体への強制反対などを決めた。 呼び掛け人・賛同者は計約130人で、うち現職は13人。
2019/11/17 政府への抗議活動で緊張が高まる香港で16日、駐留する中国の人民解放軍の軍人らが駐屯地を出て、学生らが路上に設置した障害物を撤去する活動に参加した。6月に拡大したデモに関連して軍の駐留部隊が動くのは初めて。駐留部隊の存在を示し、デモ隊を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。民主派は、デモ鎮圧のため軍が出動する布石になると警戒を強めている。

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岩田 雅プロフィール

近影

佐渡市(旧金井町)出身
1946年生まれ
(東京都世田谷区在住)
元通信社論説委員
2010年日本ペンクラブ会員

国際評論集

  • 第1弾「鬼太鼓の鬼 世界をゆく」(2010年)
  • 第2弾「鬼太鼓の鬼 アジアをゆく」
  • 第3弾「鬼太鼓の鬼 世界をゆく―女王のいる共和国」
    (2011年)
  • 第4弾「時代を歩く―評伝。
    本間雅晴のころ」
    (2012年)
  • 第5弾「時代と生きる-
    みやこの西北・早稲田の杜」
    (2013年)
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