おんでこ鬼の目 鬼のにらみ

2021/03/05 米国は反競争的な行為や「残忍な」人権侵害の責任を中国に問い、中国の行動がもたらす「脅威」に対応するため利用可能なあらゆる手段を活用するとレモンド米商務長官が表明した。 レモンド長官は4日にMSNBCとのインタビューで、「中国に責任を負わせる必要がある」と発言。輸出を厳しく制限する「エンティティー・リスト」に掲載するという選択肢を、「十二分に」活用する意向を表明した。同リストに掲載された企業は、事前に米政府のライセンスを取得せずに米企業とビジネスをすることが禁じられる。レモンド氏は「中国の行為およびその脅威がもたらす重大さを認識しなければならない」と話した。 news
2021/03/05 政府は5日に新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、7日を期限として東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏4都県に発令している緊急事態宣言の延長を正式に決定する。延長期間は21日までの2週間とする方針。5日の基本的対処方針等諮問委員会で了承されれば、衆参両院の議院運営委員会で報告し、対策本部で決定する。菅義偉首相は5日夜に記者会見を開き、延長の理由や今後の対策などについて説明する。 首相は4日の参院予算委員会で「緊急事態宣言については、病床の逼迫(ひっぱく)などいまだ厳しい指標もあり、私としては国民の命と暮らしを守るために2週間程度の延長が必要ではないかと考えている」と改めて表明した。正式決定前に事前表明した理由については「準備の点で、できるだけ早く意思決定をしてほしいという方がたくさんいたのは事実だ」と説明。「できればギリギリまで数字を見たいという中で、総合的に3日に判断した」と語った。 news
2021/03/04 ブリンケン米国務長官は3日、就任後初となる外交政策に関する主要演説を国務省で行う。同省が事前に発表した演説抜粋によると、影響力を増す中国を「安定的で開かれた国際秩序に挑戦する力を持つ唯一の国」と位置付け、同盟・友好国との関係を強化し、対抗する考えを示す。軍事介入には否定的な見解も示し、北朝鮮やイランなど山積する課題を念頭に、外交による解決を追求する姿勢も鮮明にした。 新型コロナウイルス克服を最優先事項に掲げ、世界各国の政府や研究者らとの協力の必要性を強調した。 news
2021/03/03  小池百合子東京都知事と埼玉、千葉両県知事は2日、1都3県で発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言の今週末解除に慎重姿勢を表明した。神奈川県も足並みをそろえる。1都3県で宣言延長を政府に要請する案が浮上。政府は5日にも対策本部を開き、7日期限の宣言解除の可否を決定する構えだ。菅義偉首相は2日、首都圏一体で結論を出す考えを示し「しっかり数字を見て、最終的には私が判断したい」と官邸で記者団に述べた。解除に前向きな立場だが、政府内や専門家には感染再拡大への懸念が強く、難しい判断となる。延長となれば、2月2日の決定以来、2度目で、期間が初めて2カ月を超える。 news
2021/03/02 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(66)の海外逃亡を助けたとして、東京地検特捜部は1日(米国時間)、米国から米国籍の親子2人の引き渡しを受け、犯人隠避と出入国管理法違反幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕した。米東部ボストンの空港から移送しており、日本時間の2日午後に日本に到着する予定だ。関係者への取材でわかった。 逮捕されたのは、米軍の特殊部隊「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー容疑者(60)と、その息子ピーター・テイラー容疑者(28)。2人は、海外渡航禁止の条件で保釈中だったゴーン元会長=会社法違反罪などで起訴=の逃亡を計画。2019年12月29日、音響機器用の箱に元会長を隠すなどし、関西空港からトルコ経由でレバノンに逃亡させた疑いがある。 news
2021/03/01 国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーでは28日、各地で大規模なデモが行われた。地元メディアによると、治安当局の銃撃で少なくとも5人が死亡。2月1日のクーデター以降、デモをめぐる犠牲者は計8人となった。クーデターから1日で1カ月となるが、国軍は各地で実弾発射によるデモ隊の強制排除を躊躇(ちゅうちょ)しなくなっており、さらなる情勢の混乱が懸念される。死者が出たのは最大都市ヤンゴンと中部マンダレー、南部ダウェー。いずれも男性で、午前中から抗議デモに参加していたという。各国の大使館があるヤンゴンで死者が出たのは初めて。各地で多数のデモ参加者が負傷したもようで、拘束者は全国で数百人に及んだ。 国軍は2月27日、国連総会会合でクーデターを批判したチョー・モー・トゥン国連大使を解任した。国軍は28日付の国営紙に声明を掲載し、解任は「国家を裏切ったため」としている。一部地元メディアは同27日、中部モンユワでデモ参加中の女性が銃撃を受けて死亡したと報じたが、その後、病院に運ばれ重傷だったと訂正した。 news
2021/02/28 元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(66)=入管難民法違反容疑で逮捕状=のレバノン逃亡を手助けしたとして、米国で拘束された米国籍の親子2人が近く、日本側に引き渡されることが27日、関係者への取材で分かった。東京地検が同日、検事らを米国に派遣した。身柄を引き受けた後に犯人隠避などの疑いで逮捕する方針。2人は米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)。東京地検特捜部が昨年1月に逮捕状を取り、米当局が5月に米国で拘束した。米マサチューセッツ州の連邦地裁は9月、日本への身柄引き渡しが可能だと判断した。 news
2021/02/27 AFPが各国当局の発表に基づき日本時間26日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は250万8786人に増加した。これまでに世界で少なくとも1億1295万5460人の感染が確認され、少なくとも6927万8500人が回復した。この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。 news
2021/02/26 中国の習近平(シージンピン)国家主席は25日、貧困脱却活動に関する表彰大会で演説し、中国の農村部の貧困人口を期限通りに解消したと昨年発表したことについて、「中国共産党創設100年という節目を迎える重要な時期に、我が国の貧困対策は全面的な勝利を収めた」と改めて「勝利」を宣言した。 習氏は演説で、現行の基準で2012年に9899万人いた農村部の貧困人口が昨年ゼロになったことを「中国人民と中国共産党、中華民族の偉大な栄光」だと述べた。中国は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年の実質国内総生産(GDP)を10年比で倍増させる長期目標を達成できなかった。中国で主要目標の未達は極めて異例なだけに、習氏は、3月5日開幕の全国人民代表大会(全人代=国会)を前に、もう一つの長期目標だった「貧困脱却」の成果を改めて強調し、党内の引き締めを図っている模様だ。 news
2021/02/25 米国防総省のカービー報道官は23日の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の周辺の領海に中国海警局の公船が侵入を繰り返していることに関し「誤算を生じさせ、物理的な損害につながりかねない行動を避けるよう要求する」と述べた。「尖閣諸島の主権をめぐる日本の立場を支持する」とも強調した。 カービー氏はまた、「同盟・パートナー諸国とともに、インド太平洋地域での法に基づく秩序を強化していく」と語り、今月1日施行の海警法で外国船舶への武器使用を認めた中国政府を牽制(けんせい)した。 news
2021/02/24 国外務省の汪文斌副報道局長は23日の記者会見で、カナダ下院が可決した新疆ウイグル自治区に関する動議について「事実や常識を無視し、乱暴に中国の内政に干渉した。強く非難し断固反対する」と反発した。動議は2022年北京冬季五輪の開催地変更にも言及しており、汪氏は「スポーツを政治化し、オリンピック憲章の精神に完全に背いている」と主張した。 news
2021/02/23 中国で香港政策を担当する高官は22日、香港行政が「愛国者」のみによって運営されるようにするための計画の概略を示した。中国政府は、香港議会に残っている民主派議員らを排除し、行政面でより直接的な役割を担おうとしている。 中国は2週間後に、全国人民代表大会(National People's Congress、全人代、国会に相当)の開催を控えており、香港に対する統制強化に向けたさらなる措置が予定されているとの臆測が広がっている。 news
2021/02/22 インド北部カシミール地方の係争地で、昨年5月から対峙(たいじ)していた中国軍とインド軍の撤退が21日までに完了した。これまで撤退協議は複数回決裂していたが急遽(きゅうきょ)進展。中国には、インドが日本、米国、オーストラリアとの連携強化に乗り出したことへの警戒感があったようだ。ただ、全面的な“雪解け”につながるかは未知数で、緊張は継続する可能性がある。 中国国防省は10日、中印が合意に基づき、カシミール地方ラダックにあり、中印の事実上の国境である実効支配線(LAC)が通るパンゴン湖岸から同時に撤退すると発表。翌日、インドも同様の発表を行った。インド外交筋によると、17日に両軍の撤退が完了したという。 news
2021/02/21 太平洋戦争中の米国で、日系人強制収容の根拠になった大統領令署名から79年となった19日、バイデン大統領は声明を発表し、改めて謝罪した。「こうした政策によって苦しんだ日系米国人への連邦政府の公式な謝罪を再確認する」と表明した。1942年2月19日、ルーズベルト大統領が署名した大統領令により、日系米国人は「敵性外国人」と見なされ約12万人が全米各地で数年間強制収容された。88年にレーガン大統領が過ちを認めて謝罪するまで名誉回復の運動が続いた。バイデン氏は声明で、「米国史で最も恥ずべき時の一つ」と強制収容の歴史を振り返った。 news
2021/02/21 米国の新型コロナウイルス対応で指導力を発揮し、称賛された米東部ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)が、高齢者施設でのコロナ感染による死者数を隠蔽したとの疑惑を受け苦境に立っている。連邦捜査局(FBI)と検察も捜査を開始、来年の知事選での4選に暗雲が漂い始めた。 知事は19日の記者会見で重ねて隠蔽を否定。州が施設の死者数を大幅に修正したのは、情報提供の「遅れ」だったと弁明し、批判は対立する共和党などの政治的思惑によるものとの立場を貫いている。一部米メディアは、施設入所者が死亡した場合に、クオモ氏が法的免責を与えるよう動いたと報道した。 news
2021/02/19  やっぱり五輪相を全うしたかった――。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長に就任した橋本聖子・前五輪相は19日、古巣である内閣官房の職員への離任のあいさつで、その複雑な胸中をのぞかせた。橋本氏はあいさつの中で、「大臣の職で東京大会を迎え、全うしたいと強く思っていた」と心境を明かした。一方で「立場は変わるが、一緒になって連携をし、東京大会が誇りを持てるものにしていかなければいけない」とも述べ、後任の丸川珠代・新五輪相とともに大会開催に向けて取り組む姿勢を改めて強調した。
2021/02/19 日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国の外相は18日、電話会合を開催した。クアッド(QUAD)と呼ばれる4カ国の枠組みでの協議はバイデン米政権発足後初めて。茂木敏充外相は会談後、軍事クーデターが起きたミャンマーで民主体制の早期回復が必要との見解を共有したと説明。また、中国の海警法に深刻な懸念を表明し、東シナ海、南シナ海情勢での力による一方的な現状変更に強く反対することで一致したと明らかにした。茂木外相は、基本的な価値観を共有し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の強化に深くコミットするという4カ国の役割が一層重要になっているとの認識を強調。ブリンケン米国務長官、ペイン豪外相、ジャイシャンカル印外相は同意したという。
2021/02/18 日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国は18日、オンライン形式で外相会合を開催する調整に入った。政府関係者が17日、明らかにした。実現すれば1月のバイデン米政権発足後初めて。海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配などを重視する「自由で開かれたインド太平洋」構想での連携を確認したい考えだ。バイデン大統領はインド太平洋構想を政権の優先事項に位置づけ、中核となる日米豪印の連携強化を目指す。米側は日本などに初の4カ国首脳会合をオンライン形式で開くことも打診しており、外相会合で議題になる可能性がある。4カ国は2019年9月に初の外相会合を開催。20年10月に開いた2回目の会合で年1回の定例化に合意している。
2021/02/17 国際原子力機関(IAEA)は16日、イランから2015年の核合意に基づく自主的措置を23日以降停止する旨、通知があったと確認した。自主的措置には、未申告の核施設に対する抜き打ち検査を認める追加議定書の履行も含まれる。イラン外務省は15日、核合意の参加国が義務を果たさない場合、追加議定書の履行を来週から停止すると表明していた。
2021/02/16 ロシアのプーチン大統領は、日本との関係について「発展させたいし、そうするつもりだ。しかし、憲法に反することはしない」と発言した。昨年発効した改正憲法が「領土割譲禁止」を明記したことを踏まえ、北方領土の引き渡しには応じない立場を示唆したとみられる。タス通信が14日報じた。プーチン氏が対日交渉に関し、「憲法に反することはしない」と述べたのは初めてとみられる。領土割譲禁止条項は、国境画定作業は例外としているため、日ロ交渉の余地は残っているとの見方もあった。

岩田 雅プロフィール

近影

佐渡市(旧金井町)出身
1946年生まれ
(東京都世田谷区在住)
元通信社論説委員
2010年日本ペンクラブ会員

国際評論集

  • 第1弾「鬼太鼓の鬼 世界をゆく」(2010年)
  • 第2弾「鬼太鼓の鬼 アジアをゆく」
  • 第3弾「鬼太鼓の鬼 世界をゆく―女王のいる共和国」
    (2011年)
  • 第4弾「時代を歩く―評伝。
    本間雅晴のころ」
    (2012年)
  • 第5弾「時代と生きる-
    みやこの西北・早稲田の杜」
    (2013年)
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